秋の行楽に高尾山登山はいかがでしょうか。
抱っこひもに入った赤ちゃんから、カップル、学生グループに三世代ファミリーまで、幅広い層に愛されている高尾山。
また、高尾山は人気イラストレーターのナガノさんが描くコミックエッセイ「MOGUMOGU食べ歩きくま」の取材場所のひとつでもあります。
日頃の運動不足解消も兼ねて、くまちゃんのぬいぐるみと一緒に、初秋の山歩きをリポートします。
基本情報
アクセス
電車の場合
新宿駅から電車で1時間弱です。
京王線またはJR中央線の2路線が走っています。
駅を降りたらすぐ登山ができるのも魅力的です。
車の場合
圏央道高尾山ICを降りて約5分の好立地。
駐車場も公営、民間どちらもあります。
公営の八王子市営高尾山麓駐車場(12時間まで1000円)は朝8時半の時点ですでに満車。
近くの民間駐車場には比較的余裕があったので、少しお高いですが民間の駐車場(1日1500円)に駐車しました。
(2021年9月23日時点)
登山のルート

ふもとからケーブルカーまたは2人乗りリフトで中腹まで行けるので、小さなお子様連れや歩くのが苦手な方でも安心です。
高尾山の歩き方
中腹の展望台までの歩き方
我々は
「せっかくだし運動したから自分の足で登りたい!でも久しぶりだしメジャーな道で。」
と、1号路を選択しました。
道は舗装されており、緑も豊富で、とても気持ちの良い空気が流れています。
朝9時の人通りは多くも少なくもなく、といったところです。

が、これが運動不足のアラフィフ主婦にはきついのなんの!
想像していたよりも傾斜が急で心臓バクバク、マスクで息が苦しい…。
カジュアル登山と決め込んでジーンズにTシャツという軽装にしたのが間違いでした。
とはいえ、ファミリーに優しい高尾山様。
小刻みに休憩できるスポットが用意されていてありがたい。
ガンガン休憩しながら(笑)、歩を進めたのでした。
ケーブルカー乗降所そばにある展望台まで約1時間でした。
展望台~山頂までの歩き方
午前10時前、展望台にあるお店「高尾山スミカ」は開店前でした。
名物の三福だんごは帰りまでおあずけ。
途中、分岐があり、階段を上る男坂か、階段のない女坂かを選びます。
メンバーの希望で男坂に決定。
階段の段数を数えながら上ったところ、108段。

上りきったところの立て看板に、「天狗の落とし文」なるQRコードが。
読み込むとありがたいお言葉をいただけます。
人によってメッセージが変わるのでお試しあれ。

そしてやっとこさ「薬王院」というお寺に到着です。
お守りなどもここで販売しています。
お線香(ひと束100円)を焚いて煙を浴びたり、ろうそく(1本10円)をあげてお参りもできます。

しかし山頂まではまだここから20分。
もうひとがんばりです。
登頂!山頂でのランチ

ふもとから約2時間で登頂!
時刻は11時前で、早めのランチをいただきます。
山頂にはおそば屋さんがあり、店内、テイクアウトどちらも利用可能です。
山頂でお昼ごはんを食べる人々は実に多いです。
無料で利用できるテーブル席とテーブルなしのベンチは多数ありますがほぼ満席で、座れるかは運次第。
なので、シートや椅子を持参して場所を確保するのが良いと思います。
アウトドア的な楽しみ方としては、お湯を沸かしてカップラーメンやカップの味噌汁などを食べるのもオススメ。
寒い季節は特に、熱いスープが体を芯から温めてくれるでしょう。
ちなみに山頂には水汲み場があるので、お水は持っていかなくても大丈夫です。

我々はお湯沸かしだけでは飽き足らず、焼き物にもチャレンジ。
が、ベーコンから煙がたくさん出たので即終了と相成りました。

下山までの歩き方
お腹も満たされて、いよいよ下山です。
メンバーの希望で吊り橋のある4号路から降りることにしました。

4号路は、ある程度整備はされているものの舗装されていない山道。
昨日の雨で木の根や石の上は特に滑りやすくなっており、幼稚園児くらいのお子さんが歩いているのを見るとヒヤヒヤしました。
また、吊り橋は、かなりしっかりした造りで揺れも少なく安心して渡ることができました。

中腹の展望台まで戻ってきて、お楽しみの「三福(みつふく)だんご」をいただきます。
くるみ味噌が甘じょっぱくて、登山の疲れがちょっぴり癒された、かな。

しかしこの時点で膝下がヘトヘト。
帰りはリフトで下山することにしました。
リフトは片道大人490円、小人(3~11歳)250円。
往復だとちょっぴりお安いです。(大人950円、小人470円)
あらかじめ予約もできますが、チケット売り場はほとんど並んでいなかったので、当日の流れで決めても大丈夫かと思います。

なお、Webチケットは「TAMa-GO」から購入できます。
その他の楽しみ方
「MOGUMOGU食べ歩きくま」で楽しむ
「MOGUMOGU食べ歩きくま」 はLINEクリエイターズスタンプで人気のイラストレーター「ナガノ」さんが描くコミックエッセイです。
その第1巻第1話が高尾山。
最初は本の世界を堪能するためには以下5つのミッションをこなしたい、と思って出かけたのですが、今回クリアできたのは上の3つ。
・三福(みつふく)だんごを食べる
・山頂でお弁当を食べる
・「権現(ごんげん)茶屋」の揚げごまだんご汁粉を食べる
・リフト乗り場近くの蕎麦屋「髙橋家」のせいろと小盛り天ぷら丼を食べる
コンプリートはかなわなかったけれど、大好きなくまちゃんへのオマージュを込めてぬいぐるみと一緒に登山してみると、想像以上に子どもたちと盛り上がれました。
ドラクエウオークで楽しむ
高尾山の山頂では、ドラクエウォークの「お土産クエスト」が発生します。
1.ドラクエウォークを起動する。(お土産クエストが発生)
2.目的地を設定する。
3.目的地まで移動して、クエストをクリアする。
4.お土産ゲット!
もらえるお土産は東京名物「もんじゃ焼き」。
現地に行かなければ達成できないクエストだけに、喜びもひとしおです。

おまけ:高尾山の女子トイレ情報
今回利用した2箇所のトイレ情報です。
高尾山口駅:女子の個室は2個と少ないので並んでいます。清潔です。
高尾山山頂(ビジターセンター横):女子の個室は4個ありますが、混雑していました。こちらも清潔です。
おわりに
マスクを着けての登山は苦しくもありますが、美しい景色と登頂の達成感は癖になりそうです。
けっこう汗をかいたので、マスクの予備を持っていけばよかったなと思いました。
高尾山のハイシーズンは紅葉の美しい、11月中旬~12月上旬とのこと。
しっかり準備をして、自然たっぷりのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。